平成24年4月から、一定の研修を受けた介護職員等が、一定の条件の下に痰吸引等の行為を行えるようになっています。
その方は、その研修を受けられた、ということも言えるかもしれませんし、受けていないかもしれません。
というのは、この法改正があったのは、実際に介護の現場で、痰吸引や経管栄養が必要な高齢者が増えていて、看護師の少ない介護の現場では、いたしかたなく、介護職員によるこれらの行為が行われていた事実があってのことです。
新しい施設では、そういったことは少ないかもしれませんが、昔からある特養などでは、当たり前のように介護職員が吸引を行っていたそうです。
今、一緒に働いている経験の長い介護福祉士が、若いころ働いていた特養ではそうだったと聞いたことがあります。
その人も、今ではその研修を終えた上で、現場で吸引や胃ろうの接続などを行っていますよ。
あと、先の話ですが平成28年度の介護福祉士国家試験合格者からは、それらの行為が初めから認められるようになるそうです。
ずっと病院で働いていると、介護の世界って、身近なようでよく分からないことが多いですよね。
私も病院から介護の分野へ移ってきた時はそうでしたから。
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aoiyuki より
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